ドリフトやるなら知っておくべき!!GOODRIDE主催のドリコンがアツい! 【GOODRIDEカップ2018】

ドリフトやるなら知っておくべき!!GOODRIDE主催のドリコンがアツい! 【GOODRIDEカップ2018】

特集

2018年11月9日、静岡県 富士スピードウェイ ドリフトコースで初開催を果たしたGOODRIDEカップ。

D1ライセンスの発行を受けられるドリフトコンテストということで、取材に急行!

フルウェット……を通り越してもはや池のようになっていた難しいコンディションの中で行われたドリコンの行方は!?

GOODRIDEカップとは

©️モタガレ

2018年11月9日、富士スピードウェイのドリフトコースでGOODRIDEカップが開催されました。

いわゆるドリコン(ドリフトコンテスト)なのですが、D1GPではおなじみの鈴木学氏と神本寿氏を審査員に迎え、D1 Aドライバーズライセンス(国内の全国大会レベルの競技会出場向けのライセンス)が取得できるという特典付きのイベントとなっていて、平日の開催にも関わらず、50台を超える参加者が集結しました。
  左:鈴木学氏、右:神本寿氏/©️モタガレ

デモラン走行にはD1GPドライバーの斎藤太吾選手(トヨタマークⅡ)や寺町邦彦選手(シルビアS15)などGOODRIDEの契約選手が参加し、同乗走行での大迫力ドリフトを披露。

GOODRIDEの2018年契約ドライバーでD1GP最高位の山口孝二選手は、残念ながら車両のトラブルにより展示のみでしたが、トップカテゴリーで争うドライバーの車両にはエントラントの熱い視線が集まっていました。
  ©️モタガレ

また、午前中に行われた練習走行では審査員の鈴木氏と神本氏が目を光らせ、ライセンスが取得できるレベルに到達している選手がいるか細かいチェックが行われるなど、通常のドリコンとは一味違う緊張感が漂います。

そして午後からはグループごとに単走と追走のベスト16が行われ、イーブンであればサドンデスとなるなどD1GPさながらのイベントとなっていました。

 

GOODRIDEとは

©️モタガレ

GOODRIDEは中国のZ.C RUBBER社が展開しているタイヤブランドで、日本ではGOODRIDE JAPAN株式会社が総代理店として輸入を行なっています。

国内ではまだまだ知名度は低めかもしれませんが、本国では歴史あるタイヤブランドで、世界のタイヤシェアランキングでも10位以内に入るなど注目ブランドの1つ。

日本国内で販売されているタイヤは大きく分けて4種類あり、ドリフトやサーキット走行向けのタイヤとしては『SPORT RS』が一押し!

リーズナブルな価格でありながら、スポーツタイヤとしてしっかりとしたグリップ性能を発揮します。

GOODRIDEタイヤは、中国の自動車メーカーだけでなく、欧州の自動車メーカーにも徐々に純正採用されており、海外での知名度は向上中!

日本国内でもタイヤサイズのラインナップを増やして行くことで、徐々にGOODRIDEタイヤの存在感をアピールしています。
 

D1ドライバーのデモ走行実施

左:斎藤太吾選手、右:イシザキ/©️モタガレ

GOODRIDEカップでは、GOODRIDE契約ドライバーであるD1ドライバーのデモ走行や同乗走行も行われました。

そこに、モタガレ編集部が誇るプロの走り屋!スーパー耐久にも参戦しているイシザキも同乗させてもらえることに!

今までドリフトには縁が無かったイシザキですが、いきなりトップドライバーの横に乗る事ができるということで「少しでもその技術を見て盗むぜ!」と意気込みます。
  ©️モタガレ

というのも、今回イシザキが同乗させてもらったのは、世界的なドリフトドライバーとしても有名な斎藤太吾選手のマシン!

世界レベルのドリフトを体験した感想は、「何をしているのかさっぱり分かりませんでした…ごめんなさい……。」との事でした。
 

波乱の展開!雨のドリコン

©️モタガレ

午前中の練習走行時は雨が止み、一部ドライ路面といった難しいコンディション。

「このままいけば、午後の単走&追走が始まる頃には路面は乾くかもしれない。」と多くの参加者が予想するも、お昼に雨が降り始め、グループ別の単走が始まる頃にはフルウェット状態に。

そんなウェット路面により、何台のマシンがタイヤバリアの餌食になったかは定かではありませんが、まるで某夢の国のスプラッシュマウンテンのような水しぶきをあげながら、各車が果敢にコーナーへ飛び込み華麗なドリフトを披露して行きます。
  ©️モタガレ

そして走行した参加車両の半数がスピンやアンダーステアで評価を落としていく中、しっかりとドリフトを決めて走りきった16台が追走トーナメントに進出。

追走に残ったのは富士スピードウェイドリフトコースを地元としている参加者や、D1ライツに参戦するドライバーなど実力者揃いでした。

その後も雨が止むことはなくフルウェット路面で追走がスタートしますが、やはり路面コンディションが悪く追走に進出したドライバーですらミスを頻発。

単走では順位が高かったドライバーの敗退が続くなど波乱が続きます。

しかも、マシンとマシンをピッタリと寄せるような見事な追走を披露できたのは数える程で、どの参加者も水量がかなり多くなった路面コンディションに悩まされていました。
  トーナメント決勝戦 左:目桑選手、右:前田選手/©️モタガレ

そんな中、追走トーナメントを勝ち上がったのがS15シルビアに乗る目桑(メクワ)選手と180SXに乗る前田選手。

2台はピッタリと距離を詰めた見事な追走を披露するも、ミス無く走りきった目桑選手がGOODRIDEカップ初の勝者となりました。
 

優勝者&担当者コメント

優勝 S15目桑選手

左:2位前田選手 中央:1位目桑選手 右:3位飯塚選手 / ©️モタガレ

優勝した目桑選手のS15シルビア / ©️モタガレ
 
追走は優勝出来ましたが、単走では審査員の鈴木さんと神本さんをがっかりさせてしまったのかなと思うので、次は単走でもいい走りができるように頑張ります!
 

GOODRIDE JAPAN ディレクター永山さん

GOODRIDEタイヤの日本総代理店『GOODRIDE JAPAN株式会社』の永山さん / ©️モタガレ
 
今回のGOODRIDEカップ開催の経緯ですが、スカラシップから派生しています。

GOODRIDEを履いてくれている若い子たちがたくさんいるのですが、「彼らに還元できるイベントを何かやりたいね。」という所からスタートしました。

当初は走行会にするつもりでしたが代表の意向もあり、走行会では無くライセンスが発行できるイベントとする事になりました。

特に、D1に出たいという若い子たちが多いのかな?

「そういう人たちにライセンスを出してあげられるようなイベントを関東エリアでやりたいね。」なんていう話をしてたんです。

今回は、50名以上の参加者をはじめ協賛のスポンサー様と、平日にも関わらず多くの方に集まって頂きました。

最近はライセンスを発行できる走行イベントが少なく、そんな数少ないライセンスが発行できるイベントも、特に関東よりも関西の方で開かれているケースが多いので、関東ではあまりないんです。

若い子たちはそういったイベントを狙って参加していて、「GOODRIDEタイヤを履いている若い子たちの中で自分のレベルがどれくらいなのか。」と、腕試しをしたいユーザーに参加してもらえています。

D1ライツに参戦すれば上にステップアップしていくことができるのですが、GOODRIDEカップはさらに下のところで橋渡しをしていけるような役割で、チャンスの場を作っていければと考えています。

そんなGOODRIDEの商品はモタガレでも扱って頂いているので、ネット通販については是非モタガレでチェックして頂ければと思います。

まとめ

最後の集合写真 / ©️

以前はタイヤメーカー主催のドリコンは数多く開催されていましたが、近年はあまり見かけなくなってしまいました。

そんな中、ドリフトを楽しむ若いユーザーに対してD1GPにステップアップする道筋を新たに示しているGOODRIDEですが、ドリフト走行だけでなくグリップ走行、もちろん街乗り用のタイヤもラインナップしています。

次回のGOODRIDEカップは2018年12月に岡山県の備北サーキットで開催予定(詳細な日程は未定)だそうです。

これからD1GPを目指すドライバーは、是非GOODRIDEタイヤを履いてGOODRIDEカップに参戦してみてはいかがでしょうか?

ライセンスの取得ができるだけでなく、D1審査員の厳しい目でドリフトスキルを評価してもらい、さらなるレベルアップにつながると思います。

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