GOODRIDE(グッドライド)タイヤって皆さん聞いたことありますか?
ここ数年でモータースポーツをはじめ、東京オートサロンなどの展示会でもその名前を耳にするようになったグッドライドタイヤ。
そもそもどんなタイヤなのか、どこで作られているのか、気になったことはありませんか?
今回は現在注目を集めているグッドライドタイヤがどんなタイヤで、日本でどのような取り組みを行なっているのか?ご紹介していきます!
GOODRIDE(グッドライド)ジャパンとは?
普通車用をはじめ、高級セダン用やトラック用、重機用に農耕機用、バイク用など、あらゆるタイヤを製造し、総生産量は5,000万台にものぼる中国No.1のタイヤメーカー中策ゴム社のタイヤブランド、GOODRIDE(グッドライド)。
中策ゴムは中国の杭州に本拠地を構え、1958年に創業した歴史あるメーカーで、日本メーカーからも技術員を招聘して技術力を養い急成長を遂げている企業です。
2018年の世界タイヤメーカーランキングではトップ10入りを果たすなど、躍進を続ける中策ゴムですが、日本国内ではグッドライドジャパンが乗用車向けのタイヤ販売を行なっています。
GOODRIDEタイヤの特徴
日本の自動車メーカーの数は、国土面積に対しても他にないほど多くのメーカーが存在しており、世界的に見てもある意味珍しい国ではありますが、タイヤメーカーも同じように多くの国産メーカーが存在します。
自動車メーカーが多ければその分自動車の需要も多く、自動車の需要が多ければタイヤの需要が多くなることも必然です。
近年では国内タイヤメーカーのみならず、アジア圏に生産工場をもつ、いわゆる「アジアンタイヤ」の日本進出がめまぐるしく、毎年のように新しいタイヤブランドのタイヤが日本市場に流通しています。
グッドライドタイヤも中国から日本市場に進出してきた1つですが、他のアジアンタイヤと比べて高品質かつしっかりとしたグリップ性能を発揮することが特徴です。
懸念されがちなドライグリップやウェットグリップの性能は十分に確保されており、国産タイヤと同等に安心して使うことができます。
中国や日本で使用想定はもちろん、ヨーロッパの多彩な路面向けのハイパフォーマンスタイヤや、モータースポーツ向けのハイグリップラジアルタイヤなど、軽自動車やミニバン、SUV、スーパーカーに至るまで、あらゆる車種のタイヤとしても役割を果たします。
イチオシモデルはコレ!
グッドライドタイヤには様々な使用環境や使用車種を想定したタイヤラインナップがありますが、もっとも日本市場で力を注いでいるのがハイグリップスポーツラジアルタイヤの「SPORT RS」です。
左右非対称パターンを採用し、イン側のトレッド(溝)はウェット路面を想定し排水性を高めたタイヤパターンで、アウト側のトレッドはストリートやサーキット走行でのコーナーリング中に荷重が掛かった際、効率的にグリップを発揮できるようデザインされています。
2018年までは19インチまでを主軸としたサイズラインナップでしたが、2019年からはR35GT-Rサイズとされている20インチや、国産ライトスポーツ向けの17インチサイズを増やし、より日本市場を見据えたラインナップとしているのです。
日本車向けのラインナップが増え、グリップ力も高く価格も比較的安く、ドリフトやサーキット、ストリートに至るまで、ガンガン走るユーザーにオススメです!
モータースポーツでの取り組み
グッドライドタイヤでは特に市販車ベースとした国内モータースポーツ競技に力を注いでおり、ドリフトの最高峰であるD1GPにはタイヤメーカーとしてチームを立ち上げシリーズ戦に参戦中。
トップドライバーにもスポンサードし、SPORT RSの性能の高さをアピールしています。
Attack Tsukuba 2018 / ©️モタガレ
またドリフトだけでなく、最速のタイムアタッカーを決めるAttackにも、D1GPに参戦するS15シルビアをタイムアタック仕様にセッティングして参加。
SPORT RSが持つグリップ力の高さと、価格の安さが生み出すコストパフォーマンスでサーキット走行初心者〜上級者まで幅広いユーザーが使えるタイヤとなっており、練習用としてはもちろんベストタイムを狙いに行けるタイヤとしても注目を集めています。
東京オートサロン2019での取り組み
東京オートサロン(以下:TAS)2019ではグッドライドタイヤは出展ブースを構え、国内メーカーと同様にタイヤをアピール。
さらに毎年、TASの会期中に行われる「日本レースクイーン大賞」には勝利の女神たちをバックアップ。
2017年から冠スポンサーを務めており、「GOODRIDE 日本レースクイーン大賞」として開催を支援、走るドライバーに対してはもちろん、ファンに対してもグッドライドを知ってもらうために、様々な取り組みを行なっているのです。
国内初となる乗用EVトラックの輸入を開始
毎年冬を迎えると、中国では大気汚染がニュースで取り沙汰されますが、その反面EV(電気自動車)の普及が加速しており、EV先進国として中国の各自動車メーカーから様々なEVが発売されています。
世界有数の自動車大国と言える日本ですが、実はEV後進国という見方もあり、世界的に見ても日本のEV普及率は遅れを取っていることが実情です。
中国のCENNTRO社から発売されているEVミニトラック「METRO」には、グッドライドタイヤが純正タイヤとして採用されていて、電費が気になるEV用のエコタイヤとしても選ばれています。
日本のHW ELECTRO社がMETROの日本国内導入に向けて輸入を検討しており、今後に期待が集まる1台ですね!
車両グレード
Sタイプ
走行距離:240km
充電時間:5時間
ベースグレード
走行距離:110km
充電時間:8時間
Sタイプ
走行距離:240km
充電時間:5時間
ベースグレード
走行距離:110km
充電時間:8時間
車両スペック
車両寸法(全長×全幅×全高):3,885×1,450×1,910mm
荷室寸法(長さ×幅×高さ):2,270×1,450×1,520mm
荷室容積:4m^3
ホイールベース:1,800mm
回転半径:4.0m
ロードクリアランス:180mm
車両乾燥重量:950kg
最大積載量:500kg
乗員数:2人
最高時速:85km/h
最大登坂角度:20度
0-30km/h加速時間:6秒
車両寸法(全長×全幅×全高):3,885×1,450×1,910mm
荷室寸法(長さ×幅×高さ):2,270×1,450×1,520mm
荷室容積:4m^3
ホイールベース:1,800mm
回転半径:4.0m
ロードクリアランス:180mm
車両乾燥重量:950kg
最大積載量:500kg
乗員数:2人
最高時速:85km/h
最大登坂角度:20度
0-30km/h加速時間:6秒
【GOODRIDE】まとめ
今回はアジアンタイヤの中でも注目を集めているグッドライドタイヤの取り組みについてご紹介しました。
2019年はモータースポーツへの積極的な参加をするので、今年は「グッドライドタイヤ」の名前を目にすることでしょう。
日本国内でも取り扱い店舗が増えてきているので、もし気になったりタイヤ交換時期が来ているようであれば、是非グッドライドタイヤを履いてみてはいかがでしょうか?