我が国日本でガラパゴス的な独自の進化を遂げた軽自動車は、コンパクトカーらしからぬ車内空間や、維持費の低さなどの圧倒的なコストパフォーマンスから国内で最も販売台数の多いカテゴリとなっています。
しかし、そんな軽自動車もメリットだけではありません!!
今回はそんな軽自動車の弱点を解消するアイテムをご紹介します。
軽自動車にも弱点がある!?
日本国内で圧倒的なシェアを誇る軽自動車。
まるで普通車のように広々とした車内空間や、ハイブリット車並みの燃費など、向かうところ敵無しといった感じの近年の軽自動車事情ですが、実はそんな軽自動車にも唯一の弱点があります。
それは、エンジンオイルの消耗の早さです。
今回はなぜ、軽自動車はエンジンオイルの消耗が早くなってしまうのか?という点から、添加剤を入れる理由とその効果をご紹介したいと思います!
軽自動車はエンジンオイルがすぐダメになる!?
日本の道路事情に特化し、660ccエンジンを搭載した小型車は世界から"ジャパニーズマイクロカー"と呼ばれ、近年ではデザイン性の高さもあり高い評価を受けている軽自動車。
メーカー公称値でガソリン1リッターあたりで37kmという燃費を叩き出すモデルもあります。
また、近年では車内空間の充実も、高級ミニバンと遜色ないクオリティとなっており、自家用車というカテゴリーにおける「実用性」という面では、圧倒的なポテンシャルを発揮しています。
しかし、そんな軽自動車にも弱点があるのをご存知ですか?
その弱点とはエンジンオイルの消耗の速さです。
ここでの消耗は物理的に「オイルが減る」というものではなく、オイル自体の持つ潤滑油としての性能の低下速度が普通車と比較した場合、より早く進んでしまうというものです。
軽自動車は660ccという小排気量ゆえに、エンジンをより多く回してパワーを絞り出すため、普通車よりもエンジンオイルの負担が大きくなってしまい、その分だけエンジンオイルの寿命が短くなってしまうのです。
つまり、エンジン回転数が普通車に比べて高くなりがちなので、オイル性能の低下が早く、その分エンジンがダメージを受けやすいという側面も軽自動車はあわせ持っているのです。
軽自動車こそエンジンオイル添加剤を!!
そんな軽自動車にオススメしたいのがエンジンオイル添加剤です。
一口に添加剤といっても様々なタイプがあります。
オイル自体の性能を復活させるものや、エンジン内部の表面構造を変化させるもの、または金属の表面にコーティングを施すものなどがあり、最近ではオイルの劣化速度を抑えるものもあります。
しかし、オイル性能復活系は一時的な復活は望めるものの、結局はオイル交換をしなければいけなかったり、表面構造変化系は時間がかかるなど、添加剤にもそれぞれに一長一短があります。
中には一時的な性能向上と引き換えに、エンジン自体の寿命を縮めてしまうものもあるので、添加剤選びは慎重になりたい所です。
軽自動車にはこれ一本!!
今回ご紹介するのは燃焼エンジン用コーティング剤『パワーショット』です。
このパワーショットはいわゆるコーティング系のオイル添加剤で、ケイ素由来の化合物である「シリジウム」を配合しています。
具体的な効果としては、シリジウム粒子が金属と化学反応を起こし、金属表面にシリカ皮膜を発生させ、ベアリング等の接触部分の金属表面を修復・保護します。
ここで勘違いを起こしやすいのですが、『金属表面をコーティングし摩擦抵抗を下げる』というのは説明として少々足りないという事です。
出典:http://rewitec.jp/technology/mechanism
基本的に、エンジン内部の金属同士は金属間にオイルが入っており、非接触となっていますので、表面加工が直接的な摩擦低減とは言え難く、『パワーショットが表面を修復・保護することによってオイルの流動性が上がり、その結果としてフリクションロスが低下する』が、正解となります。
エンジン内部へのコーティングにより、エンジンオイルの流動性が上がり、エンジン性能が向上するというのは意外と思われる方も多いと思います。
クルマに詳しい人であれば、「添加剤でエンジンオイルの粘度を下げているんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、成分はシリジウムとベースオイルのみなのでご安心ください。
サイズはエンジン排気量に合わせて乗用車用としてはS・M・Lの3サイズがラインナップしています。
ちなみに軽自動車のエンジンオイルの量にはSがベストマッチとの事です!
©️モタガレ
筆者もレヴィテックを使用した事があるので、簡単なインプレをお届けしたいと思います。
愛車であるスバル インプレッサWRX STi(GDB-F)という2リッターターボの普通車に、パワーショットのMを一本使用しました。
使い方は、エンジンルームのオイル投入口から入れるだけなので、投入口さえ間違えなければ問題なく誰でも使用する事が出来ます。
投入後は数分間にわたりエンジンを空ぶかしをして、エンジンに熱を入れる事でシリジウムが化学変化を起こし、エンジン内部へコーティングが施されるのを待ちます。
しっかりと熱入れを行い、ギアを入れ走り出すと、すぐにエンジンの吹けが軽くなっているのを感じる事が出来ました。
元々、添加剤の効果には半信半疑ではありましたが、アクセルペダルを強く踏み込んだ時の加速感もスムーズなものへと変化していて、パワーショット効能の中でも「即効性」というポイントは想定外でしたので、不意打ち的な感動を覚えました。
パワーショットは通常使用で約50,000kmまで効果が持続しますが、スポーツ走行も行う車両などには約10,000kmまたは1年後を目安に、1/4〜1/2程度を投入する事で、よりコーティング効果が期待できます。
注意点として、一般的なオートマチック車両でエンジンを暖める場合はギアをPレンジに入れたままで空ぶかしを行うとギアボックスにダメージを与える恐れがあるので、必ずNレンジに入れ、パーキングブレーキを掛けてから空ぶかしを行ってください。
レヴィテックって!?
レヴィテックは日産ワークスとして、スーパーGTなどに参戦していたレーシングドライバーのミハエル・クルム選手が経営するテクニックグループ株式会社が日本総輸入元を務める添加剤ブランドです。
レヴィテックは今回ご紹介したパワーショットを始め、駆動系コーティング剤の「レヴィテックG5」などもラインナップしています。
日本での知名度はまだ低いものの、ミハエル・クルム選手の出身国であるドイツでは、風力発電に使われる風車のベアリングにも採用されているなど、実績のある添加剤なのです。
【REWITEC】まとめ
冒頭にもあるように、軽自動車は必然的に高回転を多用する事が多いので、エンジンの保護や出力向上の為にも、パワーショットを投入してみてはいかがでしょうか?
手軽に出来るエンジンオイルチューニングで日々のカーライフが楽しくなる事、間違い無しです!