トヨタ"チェイサー"は、「マークⅡ3兄弟」で最もスポーティ寄りに設定されたミドルサイズのセダンです。そのなかでも、1996年に登場した6代目 100系は、惜しくも最終型となってしまったモデルとなっています。
Contents
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- トヨタ・チェイサー(100系)とは
- トヨタ・チェイサー(100系)最大の特徴は「シャープなスタイリング」
- トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその1:ラグジュアリーからスポーティまで揃えたバリエーション
- トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその2:幅広いエンジンバリエーション
- トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその3:ノーマル仕様でも硬めな足回り
- トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその4:スポーティ最上級グレード「ツアラーV」
- トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその5:チューニングパーツが豊富
- トヨタ・チェイサー(100系)の中古車相場
- トヨタ・チェイサー(100系)の維持費
- トヨタ・チェイサー(100系)スペック紹介
- まとめ
トヨタ・チェイサー(100系)とは
チェイサーは、1977年に初代 X30/40系が登場。
当時は、販売チャネル「トヨタオート店」専用車種で、マークⅡ
基本的な性能や設計はマークⅡと共通でありながら、
その後5回のモデルチェンジを経て、1996年に6代目 100系へバトンタッチ。
トヨタが掲げた「セダンイノベーション」により、
トヨタ・チェイサー(100系)最大の特徴は「シャープなスタイリング」
100系チェイサーが持つ最大の特徴は、「
横長に伸びたヘッドランプとスマートなグリルが印象的なフロント
また、ホイールベースから前後オーバーハングまでバランス良く配置され、スタイリングの良さを実現しています。
トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその1:ラグジュアリーからスポーティまで揃えたバリエーション
100系チェイサーでオススメしたい1つ目のポイントは、
多彩なグレード展開でユーザーに選択の余地を与えたクルマ。
【100系チェイサーに用意されていたグレード(
1998年マイナーチェンジモデルの場合)】
・「アバンテ」(ラグジュアリー寄り)
・「ツアラー」(スポーティ寄り)
高級車寄りにインテリアデザインが仕上げられたアバンテや、
両者とも中古車市場では豊富に在庫があるので、
トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその2:幅広いエンジンバリエーション
100系チェイサーでオススメしたい2つ目のポイントは、 エンジンです。
100系チェイサーではガソリンやディーゼル仕様など、合わせて6種類 のエンジンバリエーションが設定されています。
今では希少価値が高い直列6気筒エンジンも、搭載されました。
【100系チェイサーに用意されていたエンジン】・3リッター(3000cc)直列6気筒自然吸気・2.5リッター(2500cc)直列6気筒自然吸気・2.5リッター(2500cc)直列6気筒シングルターボ・2リッター(2000cc)直列6気筒自然吸気・1.8リッター(1800cc)直列4気筒自然吸気・2.4リッター(2400cc)直列4気筒ディーゼルターボ
経済性に優れた1.8リッターから、 ゆとりのある走りを実現する3リッターなど、好みに合わせたチョイ スが可能です。
トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその3:ノーマル仕様でも硬めな足回り
100系チェイサーでオススメしたい3つ目のポイントは、
【100系チェイサーの足回り特徴】
・4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション
・スカイフックTEMS
・トルセンLSD
特に「スカイフックTEMS」は注目で、ステアリング操作や車速、
路面の凹凸に合わせて車輪だけを上下させ、
トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその4:スポーティ最上級グレード「ツアラーV」
搭載している2.5リッターシングルターボエンジンは、 最高出力280馬力を発揮。
本格的スポーツカーにも引けを取らないパワーとトルクを備えたグ レードは、100系チェイサーでも人気のグレード。
ドライブやスポーツ走行を愛するユーザーに、今なお親しまれている モデルです。
【ツアラーVの主な装備】・16インチアルミホイール・トルセンLSD(マニュアルトランスミッション車のみ)・ゲート式シフトレバー(オートマチック車)・本革巻き3本スポークステアリングホイール
トヨタ・チェイサー(100系)オススメポイントその5:チューニングパーツが豊富
トヨタの純正パーツだけではなく、 社外製車種対応パーツも数多く用意されており、エアロパーツからタービンといった吸排気系、サスペンション、 ブレーキパッドなど、必要に応じたチューニングが可能となっています。
トヨタ・チェイサー(100系)の中古車相場
2020年7月現在の、トヨタ チェイサー(100系)の中古車相場は、以下のとおりです。
最低中古価格:10万円(2020年7月時点)
最高中古価格:329万円(2020年7月時点)
平均価格:135万円(2020年7月時点)
トヨタ・チェイサー(100系)の維持費
トヨタ・チェイサー(100系)の、1年間にかかる維持費は、いったいどの程度なのでしょうか。計算してみました。
ガソリン代
使用燃料はプレミアムガソリン(ハイオク)で、140円/Lと仮定して計算しています。チェイサーのグレード、ツアラーV(2.5リッター、FR、MT仕様)の実燃費は平均で6.40km/Lです。
(出典:https://e-nenpi.com/enenpi/cartype/11190)
この項目では、1年間の走行距離を9000kmと仮定します。
チェイサーを1年間使用した場合のガソリン代は、年間9000km程度の走行で約200,000円程度と考えておきましょう。【ガソリン代計算式】
1,406(L)×140(円、ガソリンの値段)=196,875(円、年間のガソリン代)
自動車税
日本の自動車税は搭載されているエンジンの排気量で区分けされており、チェイサーの場合は「自動車税」に分類されます。チェイサーのグレード、ツアラーV(2.5リッター、FR、MT仕様)は、以下の金額が課税されます。
自動車税(2リッター、2.5リッター以下):45,000円
その他諸々の費用
ガソリン代や自動車税以外で、チェイサーにかかる費用を挙げてみました。
項目 費用 車検費用
・基本料金
・法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代)102,410円 任意保険(主な条件)
・新規契約
・30歳以上
・ゴールド免許
・運転者・記名保険者とその配偶者に限定
・年間走行距離 9000km以下
・人身傷害:3,000万円(車内のみ補償型)
・対人対物賠償無制限
・車両保険なし50,000円
チェイサーの年間維持費は約40万円
チェイサーの年間維持費は394,285円です。ガソリン代 | 196,875円 |
自動車税 | 45,000円 |
車検費用(基本料金+法定費用) | 102,410円 |
任意保険 | 50,000円 |
合計 | 394,285円 |
車検費用のうち法定費用は、車種を問わず固定でかかってくる部分なので、把握しておく必要があるでしょう。
また、任意保険は、条件により金額が異なるので注意が必要です。
トヨタ・チェイサー(100系)スペック紹介
トヨタ チェイサー(100系)のスペックを簡単に紹介します。
全長 | 4.715mm |
全幅 | 1.755mm |
全高 | 1.400~1.415mm |
排気量 | 1838~2997cc |
駆動方式 | FR/4WD |
乗車定員 | 5名 |
まとめ
残念ながら6代目でモデルの歴史は途絶えましたが、 中古車市場では貴重なFR(後輪駆動) レイアウトセダンとして人気を保ち続けています。
生産終了から20年近く経過し、良質な物件が減りつつあるので、 購入するなら今が最後のチャンスではないでしょうか。
100系チェイサーで、楽しいドライブを実現しましょう!