先代の2代目 ZC31Sの生産終了から1年以上のブランクを経て、2011年に登場したスイフトスポーツが3代目 ZC32S。
デザインはキープコンセプト、エンジンは2代目から引き継がれましたが、「The sporty flagship」をスローガンに掲げ開発されました。
見た目の変化はわかりにくいですが、中身は大幅に進化したスイフトスポーツが3代目 ZC32Sなのです。
2016年の生産終了まで5年間に渡り製造販売されました。
スズキ スイフトスポーツ(ZC32S)とは
コンパクトな5ナンバーサイズのハッチバックを受け継ぎ、大型のフロントグリルやスリット状のバンパー形状によりスポーティーかつワイドな印象。
搭載されるエンジンは2代目 スイフトスポーツ(ZC31S)と同じですが、効率を高めたことで最高出力が、125馬力から11馬力アップの136馬力になりました。
軽量なボディと相まって、よりスポーティーなドライビングへと進化したスイフトスポーツが3代目 スイフトスポーツ(ZC32S)です。
おすすめポイント1:キープコンセプトながらスポーティーさを増したデザイン
3代目 ZC32Sのデザインは、2代目 ZC31Sから大きく変わることがなく、基本的にはキープコンセプトです。
ヘッドライトやリアコンビランプは、よりシャープに変化しています。
出典:https://www.suzuki-media.jp/release/previewImage/im0000001494.jpg
また、大型のフロントグリルやワイド感を強調するバンパー形状を採用したことで、スポーティーな印象を強調していることが特徴。
出典:https://www.suzuki-media.jp/release/previewImage/im0000001495.jpg
おすすめポイント2:大きな変化をしたメカニズム
大きく変化したのは、見た目よりも中身。
エンジンは、2代目 ZC31Sと同様に1.6L 直列4気筒 DOHCエンジン。
3代目 ZC32S では、効率を高める改良を加えたことで、1.6Lの自然吸気エンジンながら最高出力は136馬力へと向上していることがポイント。.
【エンジンの変更点】
・可変吸気システムの採用
・吸気VVT制御の最適化
・バルブリフト量の増加
・冷却システムの改良
トランスミッションは、6速MTと7速マニュアルモード付きCVTをラインナップ。
6速MTは日本仕様向け初採用、CVTは副変速機付きでスイスポ専用チューンとなっています。
どちらのトランスミッションも運転がしやすく、日常をスポーティーに彩ってくれます。
また、6速MTは久しぶりにMT車の運転をする人でも扱いやすいことが特徴。
これは、ZC32S開発の際に「6MTを積むことが前提」として開発がなされたからであり、このパッケージにあわせて最適化されているからです。
初めてのMT車、ブランク後のMT車に最適なクルマがスイフトスポーツです。 出典:https://www.suzuki-media.jp/release/previewImage/im0000001493.jpg
おすすめポイント3:使い勝手を犠牲にしていない
リアシートは可倒式であるため、ラゲッジスペースを広げることができます。長い荷物や交換用のタイヤなどは、リアシートを倒すことで十分に積載することが可能です。
出典:https://www.suzuki-media.jp/release/previewImage/im0000001490.jpg
これだけの乗員スペースとラゲッジスペースのレイアウトがあれば日常使いで困ることはありません。
まとめ
エンジンの回転と共に沸き上がるパワー、盛り上がりは、自然吸気ならではの特徴。
5ドアハッチバックを採用しているため、日常での使い勝手を犠牲にせず、スポーティーな走りを両立しているのは、スイフトスポーツでなければ実現できないといえるでしょう。