2018年のスタンスネイションで取材したこちらのクルマ。
レガシィ アウトバックのようで何か違う…?アウトバックってこんなに車高下げられるの…?眺めれば眺めるほど疑問が沸いてきます。
それもそのはず、こちらのレガシィ、ベースはツーリングワゴン!北米アウトバックの外装を全移植しているのです!
今回は、意外すぎるレガシィツーリングワゴン改北米アウトバックのカスタムを徹底解剖します!
それにしてもリアの車高、ツーリングワゴンだとしてもこんなに下がるのか…!?
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北米仕様すぎるレガシィ
ナベタカさんのレガシィは、ぱっと見はアウトバックなのに、本当はツーリングワゴン。
これは、国産のレガシィツーリングワゴンに、北米アウトバックの外装を移植した仕様なのです。
ツーリングワゴンだとしても、リアの車高をここまで下げられるのか…?と疑問に思った編集部。
ナベタカさんに質問すると、リアはなんと現行WRXの足回りを移植!
しかしながら、そうしたからと言ってレガシィの足回りと比べ車高を劇的に下げられるわけではないそうで、この低さはホイールハブのPCDが114.3となることで実現できるとのこと。
ハブのみの変更でも良かったそうですが、よりしっかりした足回りとするためにWRXの足回りを移植したそうです。
あまりにもナチュラルに装着されており、ついついツーリングワゴンということを忘れてしまうアウトバックルックのレガシィ、なんとフロント周りで変わっていない外装は無い(!)とのこと。
ボンネット、フェンダー、ライト、グリル、バンパー全てが北米アウトバックのものに変更されています。
北米アウトバックにはターボ車の設定はありませんが、こちらのベース車両はツーリングワゴンのターボ車。
ボンネットに穴が開いていないため、インタークーラーを前置きタイプに変更していますが、あくまでも「北米アウトバック」の見た目を崩したくないがために、インタークーラー自体を黒く塗装し目立たないようにしています。
オーナーの細かいこだわりを感じるポイントです。
エアクリーナーも下の方に移植。
排気系はエキマニ以外は全て手が入っているそうです。
サスペンションはair forceのものを装着。
選んだ理由は単純に「国産エアサスには設定がなかったから。」とのことです。
ホイールはENKEIの92。
リアにはヒッチメンバーを装着。
マフラーはワンオフ品が使用されています。
内装はいたってシンプルながら、至る所に北米仕様のこだわりが。
メーターが北米仕様(マイル表示)になっているのはもちろん、右ハンドルながらウィンカーが左、ワイパーが右となっています。
スタンス系とはいえ、走りは犠牲にしない!
"北米仕様すぎるレガシィ アウトバック"に乗るナベタカさん。
今後のカスタム予定を伺うと、「やり出すとキリがないので、現状維持する」ことが目標とのこと。
スタンス系のクルマというと、車高を限界まで下げ、キャンバー角をガッツリとつけて…というイメージがありますが、日常生活で使いづらくなることと、走行性能がスポイルされることを嫌い、しっかりと走りを楽しめる仕様としていると語ってくれました。
並々ならぬ北米アウトバックへの思い、そして細部に光るこだわり。
まさにオーナーの愛が詰まった1台でした。